こんにちは、京都の公認会計士・税理士の川元麻衣です。
今日は晴れですね!テラスでランチ・・・なんてしたくなる気候です^^
さて、今回は、最近議論されている「監査報告書の透明化」についてです。
まず、監査報告書とはなんぞや?ということですが、
簡単に言うと、
いろいろな会計基準に従って、財務諸表が適正に作成されているかについて、
公認会計士や監査法人が意見を述べる報告書
です。
ただ、意見を述べるといっても、好き勝手に報告書を書いてよいというわけではなく、
「ひな型」が基準で定められており、
比較可能性の観点から、企業によって大きく記載内容が変わることはありません。
そのため、
財務諸表が適正か否かを一目で判断しやすいというメリットもある一方で、
報告書を読んでも、監査過程で浮上した不正リスクや財務上の問題点などの実態が分からない、との指摘が以前からありました。
そこで、「監査報告書の透明化」に向けて検討が始められました。
具体的には、
監査上の主要な事項(Key Audit Matter:KAM)の記載が検討されています。
(なお、米国では、監査上の重要な事項はCAM(Critical Audit Matter)とされており、同義です。)
財務諸表監査において監査人が重要と判断した事項や、
減損など将来起こり得る事態について書く方向性が検討されているようです。
実現すれば、投資家にとって有用な情報となり、
監査についての世間の信頼回復への契機となると思いますが、
書きすぎて逆に分かりにくい という事態は避けなければならないので、
ある程度のひな型は示されるのではないのかなぁ、と個人的には思います。
昨今、東芝問題などで、悲しいかな、会計監査のあり方については厳しい目が向けられているところなので、
個々の公認会計士の監査業務に取り組む姿勢について、もう一度見直さないといけないと思います。
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