2018年10月17日水曜日

♪デザイン思考

こんにちは、京都の公認会計士・税理士の川元麻衣です。


アメリカ研修旅行で「デザイン思考」について研修を受けることになってましたが、
体調不良のため現地では受けることができなかったため、
先日先輩達が補講を実施してくださいました!!

なんて優しいのだろう・・・
先輩方の貴重なお時間を割いてしまい、とても恐縮でした。


補講を受けて、もっと勉強してみたいということで私も勉強中ですので、
まだまだ分かっていない部分も多々ありますが、
本日はとても基礎的なところについて書いてみようと思います。


デザイン思考は、「デザイン」という言葉から、
”デザイナー”が考える思考方法のことか、と思われがちですが、
デザイナー以外の人にも使えます。


数十年前までは目新しいモノが発売されると、
それだけで人々は満足し購入に至っていましたが、
現在は、モノ・情報にあふれている時代なので、
自分の欲しいものだけを購入するようになりました。

同じ種類の商品でも、少しでも使いにくかったり、
自分がほしい機能がついてなかったりすると、
その商品は売れなくなってしまう時代なんです。

つまり、時代の流れは、
受動的→能動的 へとシフトしているわけです。


そこで、「デザイン思考」が登場するわけです。

この思考を提唱したのが、IDEO(アイディオ)社で、
シリコンバレーに本拠地があるデザインコンサルティング会社です。

IDEO社は、Appleの初期マウス(LISA MOUSE/1983年)のデザインや、
iPodの商品開発に携わった会社として有名です。


この「デザイン思考」がここから広まり、
多種多様な職業やプライベートについても適用できる考え方となりました。


「デザイン思考とはつまり何か?」と聞かれれば、
「伝統へのチャレンジと破壊」と言うのが分かりやすいかと思います。

伝統やそれまで常識と思われていたことに対して、
”もしこの伝統と常識を取っ払ったら、何か問題があるのか?”
について考えます。
  ↓
そして、特に問題ないのであれば、
”じゃぁ何ができるのか?”について考えます。
問題ある場合でも、
”どうしたらその問題は克服できるのか?”
について考えます。
  ↓
そして、その可能性がたくさんある中で、
”その可能性のうち何ができそうか”
”これさえ克服されればできる”
ということを考え、商品化やビジネスにつなげるわけです。


非常に役立つ思考回路かと思います。

事業再生の局面でも、
会社のアクションプランを考える際に、SWOT分析などの古典的な理論を用いて、
自社の強みや弱み等を把握していましたが、
これはあくまで「実際に今ある状態のものを前提に考える」ことになるので、
デザイン思考を使うと、
「今までの固定観念を捨てて、何ができるのか?」という面でも考えられることになります。


私も、日々、
「クリエイティブな公認会計士になるにはどうしたらよいか?」
ということを考えながら過ごしているので、
デザイン思考を本で専門的に勉強して、
もっとちゃんと専門的な思考回路で考えてみたいと思います。




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